少子化と高齢化社会を迎えた昨今、老後の自分の生活は大丈夫だろうかと心配を抱かれる方も少なくないと思います。老後の医療費はいくらかかるのか……先が長いと思われるかもしれませんが、医療保障を考えるにあたっては外せないポイントであるとも言えます。
少し見て行きましょう。
まず気になるのは、老後自分の身体がどうなっているかです。
老いるにつれて病気や怪我を負うリスクは増えてきますし、治りも遅くなるのは間違いありません。
収入源が年金であるという点も不安になってきます。
つまり、長く入院する可能性が高まり、それに対応出来る経済面でのサポートも重要になってくる、ということになります。
具体的に入院した場合一日いくらかかるかは、厚生労働省での平成17年度の調査によれば自己負担額が平均14,700円であると結果が出ています。
この金額を目安に、負担を和らげてくれる医療保険を選ぶことが大切になります。
ただ、これに加えてもう一つ考えることをお薦めしておきたいのががん保険への加入です。がんの場合、最先端の医療技術を使った手術を受けるケースが増えることが十分に考えられます。
こうした場合の医療費は「高度先進医療費」と呼ばれ、健康保険ではサポート出来ない患者の自己負担として圧し掛かってくることになります。
がんの再発率の高さなどを考えれば、治療費が決して安く済むわけではないことは目に見えています。
がんにかかるリスクが高まる高齢時に加入するのではなく、まだ健康である時期から老後を見直すために両者を照らし合わせてライフスタイルを組みなおすことをお薦めします。